『風人物語』

6〜7話を見る。夜中に建設中のビルの中で缶けりをする話と、台風の話。後者のエピソードには空飛ぶ猫がわんさか出てくる。この風に乗って空を飛ぶ猫たちは本作の一方の主役と言っても良い存在で、その扱いの大きさには思わず押井守じゃなく伊藤和典が監修してるんだろうとツッコミたくなるほどだ(アイキャッチも猫だし)*1。第7話では『風人物語』の大きな特徴である大胆に抽象化された雲、はっきりした描線で表象化された風が大活躍する回でもある。ちなみに『バカボン』みたいな太陽光線の表現もお気に入りだ。

*1:伊藤和典の猫好きはその筋では有名な話(だったような)