NBA『レイカーズVSマジック』を見る

ファイナル第五戦。99-86でアウェイのレイカーズが勝利し、7シーズンぶりの優勝。MVPはもちろんコービー。裏MVPはアリーザだろう。このプレーヤーの存在を抜きにして今季のロサンゼルスは語れない。まったく見事な活躍であった。それにしてもこの試合、ロサンゼルスのディフェンスは凄まじかった。オーランドが気持ち良くオフェンスできたのは数えるくらいしかなかったのではないか。自慢のアウトサイドはもちろん、人外ハワードがインサイドでここまで苦しんでいるのを見たのは初めてかもしれない。そして最終クォーター、ほぼレイカーズの勝利が見えてきた時間帯でも、選手の気を緩めてはならぬと、フルコート・ディフェンスを仕掛けさせる禅マスター。オーランドの選手、観客、そしてHCでさえも、この時、負けを認めたのかもしれない。