2005-02-01から1ヶ月間の記事一覧

今夜はカルピスさん&キャゼルヌさんと呑み会兼鑑賞会。黒糖焼酎。「ガンダム0083」(北米盤DVD)のVol.1と「ケロロ軍曹」(焼き盤)の第1巻を観る。酒とケロロの相性は抜群ですなぁ(笑)。

今日は昼前に1日限定復活の吉牛を食べ、午後は久々にバレー&バスケを4時間半みっちり。

 『僕は戦争花嫁』 ■■■■

監督:ハワード・ホークスホークスのスクリューボール・コメディの中では一番取っ付き易いかも。前半のサイドカーによる珍道中も実に楽しいですが、荒唐無稽なシチュエーションが炸裂する最後のドタバタ(しかしあくまで洗練されている!)が何と言っても素…

サッカーの日本VS北朝鮮はロスタイムにFW大黒の代表初ゴールで辛くも勝利。改めてW杯予選の厳しさを思い知った。それにしてもジーコの神懸った采配というか単なる強運というか。う〜ん。

 『攻殻機動隊 S.A.C 2nd GIG 08』

1本目は1stシーズンにもあったタチコマたちによる座談会エピソード。1stのような哲学チックな濃ゆい会話はないけれど、タチコマのAIが衛星にあったという仕掛けは、人間と神の関係性という宗教的精神に当てはまるような解釈もできて面白い。2本目はクゼの過…

 『華氏911』 ■■□

監督:マイケル・ムーアとどのつまり政治とは金と権力(そして戦争)なんであり、社会とは主義・思想に関係なく一握りの強者とその他大勢の弱者で成り立っているものなんだと言うことか。でも、結局ブッシュは再選した。ムーアの編集センスと娯楽性には感心…

 『スイスファミリーロビンソン』 ■■

監督:ケン・アナキン漂着モノとは思えない楽天的な展開が良くも悪くもディスニー映画。豪華なツリーハウス、沢山の動物、恋の鞘当て、海賊との派手な戦いゴッコと見所はそれなり。ただ尺が長すぎて途中ダレる。

 『東京画』 ■■■□

監督:ヴィム・ヴェンダース感想は「映画古今東西」の方にアップしたので、DVDの所感でも。画質は良好ですが、やはりPALマスターの影響で音のピッチが速くて声もやや甲高いです。特に『東京物語』のテーマ曲やセリフのテンポの速さが気になりました。それと…

 『真田風雲録』 ■■■

監督:加藤泰何でもありのごった煮娯楽時代劇。"出鱈目さこそ映画なり!"と言わんばかりのケレン味溢れる加藤演出が痛快。過剰なローアングルと意表をつく超アップ。とことん呑気で享楽的な前半と、悲壮感漂う後半という展開の落差。役者では佐助演じる中村…

 『永遠(とわ)の語らい』 ■■■□

監督:マノエル・デ・オリヴェイラ地中海文明の遺跡を美しい構図でゆったりと描いていく前半と、5人の男女がそれぞれの母国語で愛と政治を語り合ってしまう荒唐無稽(ドヌーブがツッコミまで入れちゃうのだ!)にして極めて映画的な後半という大胆な構成が魅…

 『戸田家の兄妹』 ■■■

監督:小津安二郎『麦秋』や『東京物語』のような家族残酷物語。辛気臭い話なだけに、いささか唐突で茶目っ気のあるラストには思わず頬が緩みました。たった一度、ここぞとばかりにトラックバックするキャメラ。

 新たに増えた銀盤

『Mobile Suit Gundam 0083 Vol1〜4』『Noel (Flexplay 48-Hour DVD)』『The Parson's Widow』

この日は友人H氏と呑み会兼鑑賞会。エビスと麦焼酎。TV版パトを4話、何故かエヴァを1話(笑)、パト新OVA版から「VS」「その名はアムネジア」「二人の軽井沢」「ダンジョン再び」(H氏沈没^^;)。

 『ニックス・ムービー/水上の稲妻』 ■■■

監督:ヴィム・ヴェンダース最後、病院のベッドに横たわるヴェンダース、それを見舞うニコラス・レイ。両者の立場が逆転(しかし、何も変わってはいない)して"映画を撮る"行為の本質が露呈するやりとりには背筋が凍るような戦慄が走る。呻き声と咳払い。「C…

 『丹下左膳餘話 百萬兩の壺』 ■■■■□

監督:山中貞雄省略と反復が生み出す"映画のリズム"は快感ですらある。スタンダード・サイズの魅力を再確認。

 『平原の待伏せ』 ■■■□

監督:バッド・ベティカーアラモ砦の闘いの後日譚的な話で、赤狩り時代を思わせるような陰のある西部劇。79分という物語の簡潔さも魅力だけれど、特筆すべきは斜面へのこだわりと見事な馬の描き方。逃走する幌馬車隊をフォードばりの移動撮影で捉えたショッ…

 『のら猫の日記』 ■■

監督:リサ・クルーガー展開がちょっと散漫だったけれどなかなかの小品。子役時代のスカーレット・ヨハンソンが独特の存在感を見せる。とろんとした目にハスキーな声。音楽はジョン・ルーリー。やっぱ妙な味がある。

 新たに増えた銀盤

『ヴィム・ヴェンダース コレクション』『永遠の語らい』『僕は戦争花嫁』ネット通販で発注していたDVDがやっとこそさ到着(『永遠の語らい』がなかなか入荷しなかったんですよね^^;)。で、待ちに待ったヴェンダース箱。ざっと全ディスクをチェックしてみた…

 『ぼくの伯父さんの授業』 ■■■

監督:ニコラス・リボフスキー分厚い教材の80ページ目に記されたタチ芸の極意とは?(笑)。やはりタチ先生によるパントマイムの実演が見物(特に"釣り"は最高)。タチヴィルの秘密が明かされるオチも洒落ていて面白い。近代ビルの奥にあるバラック小屋へと帰…

 『郵便配達の学校』 ■■□

監督:ジャック・タチパイロット版『のんき大将』。同じギャグが沢山出てくる。自転車はやっぱり映画向きの乗り物だ。

 『左側に気をつけろ』 ■■

監督:ルネ・クレマンタチのパントマイムが見所。拳闘なのにフェンシングや鶏の擬態で応戦しちゃうタチが可笑しい。

 『パラード』 ■■■

監督:ジャック・タチタチ的ザッツ・エンターテインメント。タチの原点回帰とも言える絶品パントマイム。観客もショーの中に組み込まれているのが秀逸。美術セットで子供たちが延々と遊んでいるラストが素晴らしい。***********盤質。VHS用のコンポジット・…

 『現金に体を張れ』 ■■■□

監督:スタンリー・キューブリックキューブリックの映像センスが随所に光るB級犯罪映画の傑作。収束の仕方が良い。スターリング・ヘイドン(役名が『大砂塵』と同じジョニーなのだ!)が渋い、泣ける。脇役も良い味出しまくり。