2005-08-01から1ヶ月間の記事一覧

 『赤い手のグッピー』 ■■■

監督:ジャック・ベッケルグッピー一族狂騒詩。様々な欲望によって引き起こされる社会の縮図とも言うべき事象を、風刺とユーモアとサスペンスを交えながら描いていく群像悲喜劇。"赤い手"と呼ばれるグッピーは物語のキーとなる人物なのですが、中心人物的な…

 『バンド・ワゴン』 ■■■■■

監督:ヴィンセント・ミネリバックステージ物としてもミュージカルとしても至高の域に達している映画。底抜けに楽しくて面白くて、映画芸術の粋も存分に堪能できます。特筆すべきは独特の構図、色彩と照明(ミネリ・レッド!)、美術セットの素晴らしさ。衣…

 新たに増えた銀盤

『最前線物語 ザ・リコンストラクション スペシャル・エディション』

 『限りなき追跡』 ■■■□

監督:ラオール・ウォルシュ追走劇のお手本のような西部劇。驚くほどシンプルで驚くほど豊かな映画。人物の捉え方など本当に素晴らしいです。フィル・ケリーによって上袖を引き裂かれ、腕の一部が露わになりながらも着替えを拒み、僅かに見える白い腕を隠そ…

 『フィオリーレ/花月の伝説』 ■■□

監督:タヴィアーニ兄弟兄弟お得意の語り口による一種の怪奇譚。美しいロングショットや独特の緩やかな映像リズムは心地良いのですが、ストーリーと俳優が弱く、作品全体としてはかなり物足りない感じでしたねぇ。

今日はカルピスさんと公園でバスケ練習。夜は焼酎の麦茶割りを呑みながらジョーダンのDVD。

 『ウエディング』 ■■□

監督:ロバート・アルトマン全編にわたって毒を撒き散らし続ける群像劇。知的な混沌とも言うべき複雑怪奇な人間模様は圧巻だけれど、正直あまり面白くない映画だった。眠るリリアン・ギッシュの孤高の存在感には感動。

 新たに増えた銀盤

『限りなき追跡』(北米盤。ウォルシュの西部劇!)

 『静かなる男』 ■■■■□

監督:ジョン・フォード素朴に美しく、猛烈に激しく、どこまでも愉快な映画。ジョン・ウェインが霞んでしまう(その意味においてのみ彼は『静かなる男』である)ほどに魅力的な周りの人々。愛すべきかなアイリッシュ気質。

 『父ありき』 ■■■■

監督:小津安二郎音の状態が悪く、ほとんどのセリフが聞き取れないのですが、ショットそのものが時間の経過や事象を雄弁に語っている本作はその輝きをいささかも失うことはありません。優れたサイレントを撮ってきた監督ならではの意匠が凝らされているトー…

 新たに増えた銀盤。久々の大人買い。

『侯孝賢傑作選 DVD-BOX 80年代編』『デカローグ DVD-BOX』『山猫【イタリア語・完全復元版】』『ストローブ=ユイレ コレクション(2)階級関係-カフカ「アメリカ」より』『珈琲時光』『メリーポピンズ スペシャル・エディション』『ひまわり』『駅馬車』『…

「日本映画専門チャンネル」で「監督 豊田四郎の世界〜4ヶ月連続、46作品放送〜」という素晴らしい企画が9月から開始されます。いよいよDVDレコーダー導入かもしれません。んー悩むなぁ。「http://www.nihon-eiga.com/0509/0509_02.html」

1日から一泊二日で西伊豆の戸田へ泊まりで遊びに行ってきました。初日は海でたっぷり泳ぎ、二日目は土肥金山〜岩場〜三津シーパラダイスと遊びまわって帰宅。両日ともに天気はイマイチという予報だったのですが、二日目の午前中に小一時間ばかり通り雨が降っ…