『書を捨てよ街へ出よう』

監督:寺山修二

メッセージ色と実験性が強いメタ映画。映画の中で映画を否定してしまう大胆さ、全編めちゃくちゃでアナーキーなエネルギーに溢れているが、ちょっと時代臭がキツ過ぎるのが欠点かも。セクシャルなイメージといい、ケバイ美術といい、随所にフェリーニからの強い影響を感じさせる。