2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

 『美しさと哀しさと』 ■■■

監督:篠田正浩加賀まりこが小悪魔ぶりを遺憾なく発揮し、三人の男女の運命を狂わせる耽美系メロドラマ。かなり電波なヒロインで奇妙な行動やセリフの数々が笑えるのだが、劇中人物たちは大真面目にそれらを受け止め狂気の淵へと緩やかに滑り落ちていく。そ…

今更な情報ですが7/21にフジテレビで『時かけ(アニメ版)』が放映されます。午後9時より開始。「土曜プレミアム - フジテレビ」

 『らき☆すた』

YouTubeで第1話を鑑賞。いわゆる「メタオタク」もの?ヲタ向けに特化された『あたしンち』と言っても良いかも。視聴者の99%はアニヲタという感じの作品で、それを見ている自分も間違いなくオタクなのだが、見終わって思ったのは単純に出来が良いギャグ・ア…

 『千代田城炎上』 ■■■□

監督:安田公義これは見っけモノ。女太閤記とも言うべき大奥出世譚。新珠三千代が素晴らしかった。堂々たるヒロインぶり。勝新はトップにクレジットされているものの完全に脇役で、劇中に登場するのは映画が始まって50分も経ってからだった。とにかく新珠三…

 『鉄コン筋クリート』 ■■□

監督:マイケル・アリアスいわゆるセカイ系の作品で新鮮さはまるでないが、丁寧に作り込まれたキャラクターが、驚異的な背景美術によるレトロチックなアジアンミックスの都市空間を縦横に躍動するさまは十分に見応えがあった。ただアクションに反して物語の…

 祝!『環境野郎Dチーム』DVD化

2007年10月3日リリース(ブッキー*1いわくトーサンの日)。アマゾンにはまだアップされていないようです。 *1:伊吹吾郎の番組内(?)での愛称

 『武士の一分』 ■■□

監督:山田洋次ウェルメイドな時代劇。ただ決闘シーンは駄目だと思う(演出があまりにも通俗的で凄みに欠ける。『たそがれ清兵衛』とは雲泥の差)。木村拓也は相変わらず器用に演技をこなしているだけという印象。どうもこの人の表情と声は好きになれない。…

 『パプリカ』 ■■□

監督:今敏作画のクオリティは文句なしに素晴らしい、が、それだけだった。「映像化された夢」は通俗的な表現の範囲にとどまっていて、思考停止に陥るような逸脱と狂気の映像世界には程遠い、要するに安心して見れてしまう映画でしかなかった。やはり今敏は…

 『BUZZER BEATER』

4〜6話まで。

 『機動警察パトレイバー2 the Movie』 ■■■■

監督:押井守あの宮崎駿をして「俺には作れないアニメ」(多少の皮肉が込められているにせよ)と言わしめた90年代アニメのマスターピースにしてセルアニメの最高峰。ストーリーと人物造形は押井守の「全共闘世代」的な革命幻想が色濃く反映されすぎてちょっ…

 『風の武士』 ■■□

監督:加藤泰本格忍者アクションかと思いきやメロドラマだった。テンポは良いが物語の展開は散漫でまとまりに欠ける印象。ただ加藤泰ならではのユニークな映像演出は随所に見られる。終盤の大川橋蔵と桜町弘子の洞窟でのラブシーンが素晴らしい。画面奥の右…

H氏&カルピスさんと呑み兼鑑賞会。

 『新説カチカチ山』 ■■

監督:市川崑市川崑が若かりし頃(20歳くらい)に手掛けたアニメーション作品ということで一見の価値はある。ディズニーの影響絶大なり。

 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』の予告編

【ニコニコ動画】ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 予告【高画質ver.】 オール新作画で構成された予告編なので、旧作画とのマッチングはどうなのか?という疑問はまだ残るが、それにしても第三新東京市のビルにょきにょきシーンやリニューアルされた使徒には興…

 新たに増えた銀盤

『烙印の狼』(北米盤。グロリア・グレアム目当て)このDVDは米アマゾンのマーケットプレイスで購入(送料込みで12.74ドル)したのですが、5/7にオーダーして届いたのは7/13(笑)。ロシアからの発送でも船便でもないのにこんなに待たされるなんてちょっと予想…

 『おじさん天国』のコメンタリーを見る。

ゆるいw 最後で釣れる巨大イカに『いかレスラー』の着ぐるみを使おうとしたが、先方に「ふざけるな」と一蹴されたという話には笑った。

 『影を斬る』 ■■□

監督;池広一夫題名の感じからシリアスものだと思っていたがどっこいコメディだった。「深窓のお嬢さま」や「特ダネ」といった時代劇らしからぬセリフが出てくる。市川雷蔵は『濡れ髪』シリーズを彷彿させるお軽い侍を飄々と演じているが、今ひとつパッとし…

今日はアナ・トレントの誕生日(年齢は言うまい)。というわけで私も一つ歳を取りました。キラキラ星の高等生物*1じゃないんでこれでまた一歩四十路へと近づいたわけです。ああ恐ろしい。 *1:銀河英雄伝説ファン限定ネタ

 ビリーズブートキャンプ報告③

ちょっと間が空いちゃいましたが順調に続けています。体重はもともと平均値だったので1.5kgぐらいしか落ちていないのですが、全体的に筋力が上がり(特に肩回りの筋肉と上腕二頭筋と大胸筋の筋力アップが顕著)、腹筋もイイ感じに割れてきました。ハードだけ…

管理画面のスタイルシートを使って「はてなスター」を消せることが分かったのですが、見出し部分の評価点も見えなくなってしまうので仕方なく誤って付けた星マークはそのまま表示させておくことに。『友子の場合』の一言レビューに星8個というのも何だか笑え…

 『ボルベール 帰郷』

監督:ペドロ・アルモドバル早口およびセリフ量の多さで、英語字幕は表示するだけ無駄とOFFにする。なので物語はほぼ把握できず。したがって評価もなし。映像から判断するに『オール・アバウト・マイ・マザー』同様、女性たちに捧げられた映画のようだ(男は…

見出しの横に見慣れないアイコンが付いていたので、何も考えずにクリックしていたら星マークがどんどん追加されて焦りました。何でも「はてなスター」という新機能だそうで、誤ってマークを付けてしまっても今のところ消せないそうです、ってどんな欠陥シス…

 『プチ濡れメール白書 彼氏にはナイショで』 ■■

監督:いまおかしんじちょっと強引にピンク版「(ハル)」と言ってみる(パソコン通信ではなく携帯メールだが)。クリスマスを背景にした妙にまっとうな恋愛モノで、いまおか作品としてはかなり異色かも。

クライテリオンの9月の新作ラインナップ 『スレンジャー・ザン・パラダイス』 [特典内容] ・ジャームッシュ監修によるHDリマスター ・『パーマネント・バケーション』(本編) ・『Kino '84: Jim Jarmusch』(1984年にドイツでTV放送されたインタビュー番組。…

 『友子の場合』 ■

監督:本広克行あちゃ〜こりゃ酷い。「映画もどき」にすらなってない。ヒロイン・ともさかりえの演技は別の意味で鳥肌もの。ちょっと見るに耐えなかった。友人役で無名時代の新山千春と仲間由紀恵が出演している。

 『天元突破グレンラガン』

第15話。いったい一つの作品の中で何度最終回をやれば気が済むのかってくらい今回もテンションが高い(『トップをねらえ!』第4話のラストを彷彿させる)。それにしてもこの作品、民放で毎週放送されるアニメとしては異常なハイクオリティで、作画スタッ…

 『機動戦士Vガンダム 第37〜40話』を見る。

ドゥカー・イク逝く。出撃前のレンダとの会話が切ない(死亡フラグにもほどがあるよ。・゚・(ノД`)・゚・。)。

朝日新聞に涼宮ハルヒの憂鬱・第二期シリーズ開始の一面広告が出ていてビビる。

 『座頭市喧嘩太鼓』 ■■■

監督:三隅研次三隅座頭市お得意の道中モノ。基本はシリアスな物語だが、コメディリリーフ的なキャラが多く、コメディ色も強いのが特徴。テキ屋の遊戯で神業を見せる市のユーモラスな仕草から、実弟を居合い抜きで殺した市の姿を三田佳子がイメージ連想する…

 『南の島にダイオウイカを釣にいく』

『おじさん天国』の特典映像。いまおかしんじが小笠原の父島(?)へダイオウイカ(というのは勿論冗談で本当はアオリイカ)を釣りに行く旅を撮った短編ドキュメンタリー。いや〜本編と同じくらい面白かったかもw 毎日エギを投げ続けるもことごとくボウズと…